田か、宅地か
2019年11月22日
うちは当初、T氏側に買取を求める予定だった。
その際、地目をどうするか、どうしたらいいか。
筆者には見当がつかなかった。
現在が宅地だから、宅地に決まっている。
ほとんどの人が、そう答えるだろう。
だが、よく考えてみてほしい。
48年前、うちで宅地造成をする以前、そこは田んぼだった。
祖父は、田んぼを買い取って宅地に変えるつもりでいたはずだ。
そのシナリオなら、何も問題ない。
ところが、同じ土地を借りることになったため、話がややこしくなった。
本来はありえないし、やってはいけないことをやってしまったから。
その中の大きな問題が、地目をどう扱うか、ということ。
田か、宅地か。
筆者はどうしても、元の田んぼとして、しか考えられなかった。
田と宅地では価額に大きな開きがある。
当然、田んぼの方が安い。
なのに、値段のはね上がる宅地として買い取るのは、筋が通らない。
また、実際に土地を返還する場合も同様だ。
T氏は、「更地にして返せ」と言った。
地上の構造物を壊して、宅地のまま、という意味。
これについても、筆者は田んぼに戻すよう、心に決めていた。
契約上の「原状回復」が現況の地目に戻す意味であることもあるが。
筆者としては、安い農地が、高い宅地に化けて返ってくるなんて、ありえないという思い。
むろん、田んぼまで戻す不合理を踏まえても、だ。
田か、宅地か。
それは、筆者がどう考えても解けなかった、長年の難題だった。
今は、買取の可能性が消えて、もう一つも万が一、程度になった。
T氏側が、自力で農地転用できなかったと知ってから、ようやく答えが示された。
やはり、土地を返還する際には、田んぼまで戻すべきだ。
宅地として認められるのは、我が家がそこに建っている間だけ。
だから、我が家が物理限界を迎えた時も、家を壊して、土地は田んぼに戻す。
それが、あるべき姿なのだろう。
法律うんぬんではなく、精神的なものとして。
その際、地目をどうするか、どうしたらいいか。
筆者には見当がつかなかった。
現在が宅地だから、宅地に決まっている。
ほとんどの人が、そう答えるだろう。
だが、よく考えてみてほしい。
48年前、うちで宅地造成をする以前、そこは田んぼだった。
祖父は、田んぼを買い取って宅地に変えるつもりでいたはずだ。
そのシナリオなら、何も問題ない。
ところが、同じ土地を借りることになったため、話がややこしくなった。
本来はありえないし、やってはいけないことをやってしまったから。
その中の大きな問題が、地目をどう扱うか、ということ。
田か、宅地か。
筆者はどうしても、元の田んぼとして、しか考えられなかった。
田と宅地では価額に大きな開きがある。
当然、田んぼの方が安い。
なのに、値段のはね上がる宅地として買い取るのは、筋が通らない。
また、実際に土地を返還する場合も同様だ。
T氏は、「更地にして返せ」と言った。
地上の構造物を壊して、宅地のまま、という意味。
これについても、筆者は田んぼに戻すよう、心に決めていた。
契約上の「原状回復」が現況の地目に戻す意味であることもあるが。
筆者としては、安い農地が、高い宅地に化けて返ってくるなんて、ありえないという思い。
むろん、田んぼまで戻す不合理を踏まえても、だ。
田か、宅地か。
それは、筆者がどう考えても解けなかった、長年の難題だった。
今は、買取の可能性が消えて、もう一つも万が一、程度になった。
T氏側が、自力で農地転用できなかったと知ってから、ようやく答えが示された。
やはり、土地を返還する際には、田んぼまで戻すべきだ。
宅地として認められるのは、我が家がそこに建っている間だけ。
だから、我が家が物理限界を迎えた時も、家を壊して、土地は田んぼに戻す。
それが、あるべき姿なのだろう。
法律うんぬんではなく、精神的なものとして。
Posted by くろねこ
at 12:34
│家を守る